真空管アンプの危険なヒューズ交換

最終更新: 2019年4月9日

今日は、4月6日です。久しぶりに、ギターアンプ修理についてブログを書きます。


5日ほど前に修理依頼で、T様から、Marshall、JCM2000DSL100が届きました。

症状は、<電源を入れた瞬間にヒューズが切れる>というものです。

原因は、電源トランスのリアショートによる破損です。

「演奏中、突然メインヒューズ(4A)が切れたので、予備の同じヒューズに交換したら、

今度は、「ボン」という大きな音がして、焦げ臭い匂いがした」とのこと。

初めにヒューズが切れた時点で、修理に出せば大事にならなくて済んだのですが、

パワー管の劣化により、異常放電を起こし、ヒューズが切れ、更にヒューズを交換したため

今度は、電源トランスが破損。


結局、パワー管EL34(4本)と電源トランスを交換。修理代の総額:59,000円となりました。

電源ヒューズが切れるということは、異常があるから切れるのです。

安易に交換する行為は危険です。

また、切れる前には、マスターボリュームを絞っても、「ブツブツ」というようなノイズが

出ていたそうですが、これはパワー管の悲鳴です。

マスターボリュームを絞ってもノイズが出る時は、むやみに電源を入れずに修理しましょう。

修理依頼は、お問い合わせ からどうぞ。

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